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むし歯が再発してしまう原因とは

こんにちは。
小倉南区の「かなまる歯科クリニック」です。

「一度治療した虫歯は再発しない」と思っていませんか?
実は、一度治療した歯のほうが虫歯になりやすいと言われています。

今回は、治療したのにどうしてまた虫歯になるのか?その理由についてご説明いたします。


詰め物・被せ物と歯の間の隙間

虫歯が再発する理由に、詰め物・被せ物と歯の間に隙間ができてしまうことが挙げられます。

虫歯治療では、歯を削って詰め物や被せ物をしますが、歯とのつなぎ目に段差や溝ができてしまうと、虫歯菌が入り込みやすくなってしまうのです。

また、虫歯治療で詰め物をした部分にはエナメル質がなく、さらにその奥の象牙質も削っている場合、隙間から入りこんだ虫歯菌が、すぐに神経がある歯髄へ到達してしまうこともあります。

むし歯の取り残し

治療した時に虫歯の取り残しがあり、そこから再発してしまうことがあります。

とくに歯の根っこを治療する「根管治療」では、肉眼で確認することが難しいために細菌を取り切れないことが多いようです。

こういった取り残しを防止するために、当院では肉眼より4倍~20倍ほど拡大できるマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を導入しています。

不十分なセルフケア

治療でせっかく虫歯を治しても、毎日のセルフケアが十分ではないと、当然再発のリスクは高まります。

しっかりと歯磨きができていないと歯垢が残り、歯石へと変化して歯磨きでは取り除けなくなります。

さらに、歯垢は虫歯や歯周病の原因となる細菌の温床であり、虫歯の再発だけでなく、健康だった歯までも虫歯にしてしまいます。

虫歯が好む口内環境

ダラダラと食事をする、間食が多い、甘い物が好きという方は、常にお口の中が虫歯菌にとって活動しやすい環境となっています。

また、お口がよく乾燥する方は、唾液が少ない可能性があります。

唾液には抗菌作用があるため、分泌量が少ないと虫歯になりやすいのです。

歯並びが悪い場合も、歯磨きがしにくいために歯垢が残りやすいだけでなく、歯の一部だけに負荷がかかることでエナメル質が割れてしまって虫歯になりやすくなります。

再発をさけるために

このように、いくら虫歯を治療しとしても、再発の恐れはどなたにもあるのです。
大切なのは、治療後もお口を常によい環境にしておくことです。

そのためにも、定期的に歯科医院に通って検診やプロによるクリーニングを行うことや、毎日的確なブラッシングができるようにしておきましょう。

当院では定期検診を承っておりますので、一度ご相談ください。

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