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ブリッジ

ブリッジ 〜歯を失った時に行う治療法〜

抜歯のあとの治療をどれにしたらいいかと悩んでいませんか?
「ブリッジ」という治療法があります。

失った歯の両隣の歯に橋をかけるようにして、真ん中の歯(欠損歯の代わりとなる人工歯)を支える方法です。
ブリッジ治療で、歯に近い感覚で噛めるようになります。

​​外科が必要ないので体に優しい治療法です。
インプラント治療のように歯ぐきを切開したり骨を削ることはありません。
そのため高血圧や糖尿病などの病気をお持ちの方や、インプラント治療が怖いとお感じの方でも安心して治療を受けられます。

ブリッジ治療がおすすめの方

次のような方にこの治療はおすすめです。

  • インプラント治療(外科手術)は怖いので避けたい
  • 虫歯や歯周病で歯を失った
  • 入れ歯には抵抗がある

ブリッジの種類と特徴

保険が使えるブリッジは金属製で、劣化が起きやすく、約7〜8年が寿命です。噛む力や口の中の清掃状態によって変わります。
自費診療のブリッジはセラミック製で、10年後の保持率が90〜95%です。歯と一体化しており、金属のブリッジより長持ちします。

セラミックブリッジ

ブリッジがセラミック製のセラミックブリッジ。
白い歯を手に入れたい方におすすめです。
金属を使わずに作ることができるので、金属アレルギーの心配も、歯茎が黒くなる心配もいりません。
奥歯には、強度の高いジルコニアセラミックを使います。

接着性ブリッジ

接着性ブリッジは隣の歯と接着させる治療法です。
前歯など噛む力が弱い部分に行います。
土台となる前後の歯の削り具合がとても少ないのが特徴です。
できるだけ歯を削りたくない方におすすめです。

ロングブリッジ

ロングブリッジは2本の歯を土台にして、4本以上の長いブリッジを作ります。
土台が少ないと1本の土台に大きく力がかかってしまうため、土台と歯のバランスを取ることが重要です。

保険適用のブリッジ(前歯)

保険診療で行える前歯のブリッジは、外から見える表側のみ白色のレジン(プラスチック)が貼り付けられ、裏側は金属です。
時間の経過とともに金属の成分の影響で歯茎は黒ずみ、レジン(プラスチック)は変色して黄色くなったりします。

保険適用のブリッジ(奥歯)

奥歯(前歯から数えて4番目より奥の歯)の保険適用のブリッジ治療には一般的に金属を使います。 (例外もあります)
長所としては、金属製なので割れにくく、保険が適用されるため安価という特長があります。
短所としては、時間が経過すると金属が溶け出して歯や歯ぐきの変色や、金属アレルギーのリスクがあります。
また、奥歯は前歯に比べて目立ちにくいものの、お口を大きく開けると金属が見えてしまうこともあります。
もし見た目を重視するのであれば、保険外診療の白いのブリッジという選択肢もあります。

「ブリッジ」のメリット

最近はインプラントを希望される方が増えていますが、一方で、さまざまな理由からインプラントを選択できない方もいらっしゃいます。
ブリッジのよいところをお伝えします。

外科処置がいらず、からだに優しい

ブリッジ治療では外科的なことをしません。
糖尿病や高血圧などの方も受けていただける、からだにやさしい治療です。
また、歯茎を切開したり骨を削ることがないので、病気の方や、インプラント治療を怖いと感じる方でも安心して受けていただけます。

周りの歯と同じような感覚で食べられる

食事をするとき、歯はやわらかいとか硬いといった感覚を捉えます。
直接骨とつながっているインプラントでは硬さを感じることは難しいです。
ブリッジは歯を土台にしているため、それら周りの歯と同じような感覚が得られます。

歯にしっかりと固定されている

ブリッジは接着剤で前後の歯にしっかりと固定されるので、虫歯にならない限り取れることがありません。
インプラントは、土台やかぶせものが取れるようネジで留められているので、緩んだり、取れることがあります。

治療が早くすすむ

インプラントは少なくて5回、3か月以上の期間を要します。
一方で、ブリッジ治療は早ければ2回、1週間程度の治療で終わります。
1回目で歯を削り、型を取り、2回目でブリッジを歯に装着で完了です。

前後の歯も合わせて白くできる

歯のブリッジ治療は、前後の歯を含めた3本すべてをセラミックで白くできます。
強度の高いセラミックで、金属を使わずに奥歯もブリッジができます。
インプラントの場合は前後の歯は別でセラミックに変える必要があります。

安価

インプラントに比べ、ブリッジはセラミックの場合でも費用を2〜3割安く抑えられます。
金属やプラスチックなら保険適用内で治療可能です。

メンテナンスがラク

体の中に金属を埋め込むインプラントと異なり、ブリッジのメンテナンスは比較的に楽に行えます。

「ブリッジ」のデメリット

歯を削らなければならない

ブリッジは前後の歯を削って土台にするため、歯を削る量が多くなります。
被せ物を劣化の早い金属にすると、土台の歯が虫歯になりやすくなります。

土台の歯にかかる負担が大きい

ブリッジは土台となる2本の歯で3本分の噛む力を支えなければなりません。
もし土台の歯が弱ければ、割れたり、揺れたりする可能性があります

前後に歯が必要

ブリッジは前後に歯がないと施術できません。
奥歯から歯がなくなるとブリッジはできなくなります。
もし一番奥の歯が一本なくなったり、その隣の奥歯もなくなった場合はブリッジは行えません。

喪失歯へのブリッジ以外の治療法

あくまでもブリッジは、歯を補う選択肢の1つにすぎません。
かなまる歯科クリニックには、他にも以下のような治療の選択肢があります。

シンプルな治療が可能なインプラント

インプラントは人工歯根(インプラント)を抜いた歯の部分に入れ、土台と被せ物を作ります。
そのため前後の歯に負担がかかりません。
ブリッジ治療では土台が片方だけでも悪くなると、ブリッジ全体をやり直さなければなりません。
インプラントの場合は悪くなってもその1本のみを治すことができます。

インプラント治療について

スマイルデンチャー;バネがない入れ歯

スマイルデンチャーはノンクラスプデンチャーとも言います。
ノンクラスプのノンは「無い」、クラスプとは「バネ」の意味で、ノンクラスプデンチャーは、義歯を残っている歯に固定する金属のばねが無い部分入れ歯のことです。

ブリッジのように前後の歯を削らずに治療ができます。

ノンクラスプデンチャーについて

歯を失ったら放置せず、早めに歯医者へ

歯を失った状態で放置すると、周囲の歯が動いてしまいます。
前後の歯はなくなった歯の側に倒れこみ、噛み合っていた歯は伸びてしまいます。
すると歯を失った側の噛み合わせが崩れ、噛めなくなってしまいます。

(噛み合わせがズレていない)反対側の歯のみで噛むようになると、顔の筋肉のバランスが変わり、顔の形まで変わってしまうこともあります。

歯を失ったけれど外から見えないし…とそのままにせず、早めに治療を受けることが大切です。