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差し歯(被せ物)から発生する臭いと改善方法

こんにちは。

小倉南区の「かなまる歯科クリニック」です。

口臭と言えば虫歯や歯周病が原因かも……と思いますよね。

しかし、口臭の原因は、それだけではなく過去に入れた差し歯や詰め物が原因で臭っている可能性があるのです。今回は、差し歯と口臭の関係性についてお話ししていきます。


古い差し歯は口臭の原因になる可能性があります。

【目次】

1.差し歯・被せ物の隙間が原因で臭いが発生
2.銀歯の劣化が臭いの原因
3.古いプラスチック素材も臭いの原因
4.差し歯からの臭いを改善するには?
5.差し歯や詰め物を歯科医院でチェックし、定期検診で清潔に保つ

差し歯・被せ物の隙間が原因で臭いが発生

差し歯や詰め物をつける際、接着剤(セメント)を使います。これが経年劣化することにより接着剤が剥がれ落ち、差し歯や詰め物との間に肉眼では見えないような小さな隙間を作ります。

その結果、隙間ができたところにプラーク(歯垢)が溜まってしまったり、歯ブラシの毛先が届かず、歯磨きが十分にできないために細菌が繁殖して虫歯ができることが原因となり、嫌な臭いを発するようになるのです。

銀歯の劣化が臭いの原因

一見丈夫に見える銀歯ですが、何度も食事や歯磨きなどをすることで表面には傷がたくさんついています。

その細かい傷に付着した細菌は、なかなか取り除くことができません。そして磨いて取り除けない状態が長く続くことで細菌がどんどん繁殖してしまいます。これも差し歯からの臭いの原因になっています。

また銀歯は、経年劣化で金属が溶け出したり、強い力がかかりつづけることで変形します。その結果、歯との間に隙間が発生し、やはり臭いの原因となる細菌を繁殖させることがあります。

古いプラスチック素材も臭いの原因

保険診療で治療をする場合、プラスチックを使用することがあります。

このプラスチック素材は、銀歯と同様に表面に傷がつきやすく汚れが付着しやすい特性があります。また金属と違って水分を吸収する性質もあるので細菌が繁殖しやすく臭いの原因になります。

差し歯からの臭いを改善するには?

では古い差し歯や詰め物からの発生する臭いを改善するにはどうすれば良いでしょうか?

改善方法としては、古くなった差し歯や詰め物をやり替えることがひとつの選択肢になります。

自由診療になりますが、セラミックを使用した材質の被せ物にすると改善できる可能性があります。セラミックは、陶器の素材で表面がツルツルしていて傷がつきにくくなっています。そのため汚れが付着しにくく細菌の発生を抑えることできます。また、保険治療の材質のものに比べて、強度が高く精密で密閉性が高いので、歯との間に隙間ができる可能性が低く虫歯になるリスクも下げることができます。

差し歯や詰め物を歯科医院でチェックし、定期検診で清潔に保つ

古い差し歯や詰め物からの臭いを防ぐためには、まず日頃からお口の中をきれいに保っておくことが何より大切です。

歯ブラシだけのケアではなく、フロスなどを使い細かい部分に残っているプラークをしっかり取り除くことをこころがけましょう。

また歯科医院の定期検診に通い、メインテナンスを受けることも大切です。歯磨きだけでは取り除けない汚れや歯石を専用の器具を使って取り除くことができます。

また差し歯や銀歯などの隙間は、ご自身では気づかないうちにできてしまいますので、歯科医院で定期的にチェックを受けることで早期に対策が可能になります。

もし、お口の中に古い差し歯や銀歯があり、口臭が気になっているのであれば歯科医院で相談をしてみてください。

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