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歯ブラシの交換時期、意識していますか?1ヶ月交換が推奨されるその理由とは?

監修:歯科医師 金丸智士


カラフルな歯ブラシ DENTALの文字

あなたは歯ブラシの交換時期を、意識していますか?
毎日使っていても「毛先が開いてきたから交換」「なんとなく磨きにくくなったから替える」
というように、タイミングを決めずに感覚的に交換している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実は、歯ブラシは見た目以上に早く劣化していて、1ヶ月を目安に交換することが必要です。
今回は歯科の視点から、
○歯ブラシを交換しないことで起こるリスク
○なぜ1ヶ月での交換が必要なのか?
について、わかりやすく解説します。

【目次】
1.こんな歯ブラシ、使い続けていませんか?
2.なぜ歯ブラシは定期的に交換すべきなのか?
 2-1 ① 歯ブラシの寿命=清掃能力の低下
 2-2 ② 雑菌が繁殖しているリスク

3.歯ブラシの交換は「1ヶ月に1回」、保存の仕方も要注意
4.歯ブラシの交換時期を守ることも口腔ケアのひとつ

こんな歯ブラシ、使い続けていませんか?

さっそくですが、今あなたが使っている歯ブラシは、どれくらい使っているものですか?最後に交換した時期を覚えていますでしょうか?
「2〜3ヶ月くらい使っている」という方もいれば、「いつ交換したか覚えていない」という方も、少なくありません。
「まだ使えそうだから」「もったいないから」という理由で使い続けている人も多いでしょう。

しかし、歯ブラシの交換時期を、感覚や見た目に問題がないから、という理由で決定するのはおすすめできません。
歯ブラシは、長く使えば使うほど衛生面も清掃効果も悪化していきます。次項で詳しくお話ししていきます。

なぜ歯ブラシは定期的に交換すべきなのか?

歯ブラシを定期的に交換すべき理由は、大きく分けると以下の2つです。

①清掃能力の低下(機能面)
②雑菌の繁殖(衛生面)

① 歯ブラシの寿命=清掃能力の低下

歯ブラシは、使うたびに少しずつ確実に劣化していきます。

◆毛先が開くと歯垢除去率は想像以上に下がる
歯ブラシは毛先が一番清掃効果が高く、毛先が開いてしまうと効果が低下します。
新品の歯ブラシの歯垢除去率を100%とした場合、毛先がわずかに開くだけで歯垢除去率は約80%程度に低下し、さらに劣化が進むと60%程度まで落ちると言われています。
見た目には「まだ使えそう」でも、歯垢を落とす力は確実に弱まっているのです。

◆毛の弾力が失われる
毛先が劣化してコシや弾力が低下してくると、歯と歯の間や歯周ポケットに毛先が届きにくくなります。これも歯垢除去率が落ちる原因です。
特に「やわらかめ」や「極細毛」の歯ブラシは、消耗が早い傾向があります。

② 雑菌が繁殖しているリスク

お口の中には数百種類以上の細菌が存在しています。
そのため、歯磨き後の歯ブラシには細菌が移って付着していて、状態によってはその数は1億個以上にもなると言われています。

◆水洗いだけでは不十分
歯磨きの後、多くの方が歯ブラシを水で洗っているでしょう。その際に、
○根元
○ヘッドの奥
などは洗いにくくて菌が残りやすく、使い続けているうちに菌が蓄積・増殖していきます。

◆口臭・歯周病悪化の原因に
雑菌が繁殖した歯ブラシを使い続けると、
○口臭の原因
○歯茎の炎症悪化
○歯周病リスクの上昇
といったリスクが高まります。雑菌を少しでも減らすためには、よく水洗いをした後で、「しっかり乾燥させること」が大切です。歯ブラシ除菌器などを活用できるとなお良いでしょう。

歯ブラシの交換は「1ヶ月に1回」、保存の仕方も要注意

多くの歯科医師が推奨している歯ブラシの交換時期の目安は、「1ヶ月に1回」です。

1日2〜3回ブラッシングする場合、約1ヶ月で歯ブラシの毛先は確実に劣化し始めます。
歯ブラシの物理的な劣化と衛生面のリスク、その両方を踏まえると1ヶ月が効果的な交換時期なのです。
もし1ヶ月経たずに毛先が大きく広がる場合は、ブラッシング圧が強すぎるかもしれません。
歯磨きの仕方の見直しを行い、適切な力で磨けるように心がけましょう。

また、歯ブラシを、家族のものと同じコップに立てたり、近くに置いたりすると、歯ブラシから歯ブラシへ細菌が移る可能性があります。
必ず、歯ブラシ同士が触れないように、また、しっかり乾燥させられる状態で保管するようにしましょう。

歯ブラシの交換時期を守ることも口腔ケアのひとつ

歯ブラシは、お口の健康を守るために欠かせない道具です。しかし、交換時期を過ぎた歯ブラシを使い続けると、
○歯垢除去率の低下
○雑菌の繁殖
○虫歯・歯周病リスクの上昇
といった問題を引き起こしかねません。

歯ブラシの交換のポイントは、
○交換目安:1ヶ月に1回
○毛先が開いてヘッドより外にはみ出したら即交換
○清潔そうに見えても、時期が来たら交換する
です。

「毎月1日は歯ブラシを新しくする日」といったルールを決めておくと、交換忘れを防ぎやすいでしょう。
歯磨きの質は歯ブラシの状態に左右されると言っても過言ではありません。歯ブラシ交換の習慣を取り入れて、清潔で効果的な口腔ケアを続けていきましょう。
当院では、メインテナンスとともに普段使用している歯ブラシのチェック、歯磨き指導も行っています。いつでもお気軽にご相談ください。

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