子どもにマウスウォッシュは必要?安全な使い方と正しい選び方を徹底解説
監修:歯科医師 金丸智士
お子さんにマウスウォッシュを使わせても良いのか、不安に思う親御さんは多いのではないでしょうか。
この記事では「マウスウォッシュは何歳から使っても大丈夫?」「どんな種類を選べばいい?」といった疑問に答えながら、子どもが安心して使えるマウスウォッシュの選び方と注意点を詳しく解説します。
【目次】
1.マウスウォッシュの使用は子どもに必要?期待できる効果
2.子どもがマウスウォッシュを使うときの注意点
2-1 1. 「飲み込まない」「ぶくぶくうがいができる」ことが前提
2-2 2. 歯磨きの代わりにはならない
2-3 3. 「洗口液」と「液体歯磨き」の違いを理解する
2-4 4. 使用のタイミングは「就寝前」がベスト
2-5 5. 子ども用(低刺激タイプ)を選ぶ
2-6 6. フッ素塗布直後は避ける
3.子どもにおすすめのマウスウォッシュの選び方と商品例
3-1 選び方のポイント
3-2 具体的な商品例
4.子どもの頃からの習慣化が大切
マウスウォッシュの使用は子どもに必要?期待できる効果
マウスウォッシュは爽快感を得る目的だけでなく、虫歯予防や口臭ケアにも有効な補助アイテムです。特に子どもの口腔ケアにおいては、次のようなメリットがあります。
○フッ素配合の洗口液
歯質を強化し、再石灰化を促して虫歯を予防します。学校や自治体でもフッ素洗口が導入されている地域があります。
○抗菌作用で菌を減らす
口臭の原因菌を抑制する働きがあり、 歯ブラシでは届きにくい隙間の細菌を減らすことができます。特に、歯の生え変わり時期の乳歯と永久歯が混在している隙間や、歯列矯正器具がついているお子さんの汚れやすい部分のケアにも非常に効果的です。
○口腔ケア習慣の定着
子どもの頃から使い始め、歯磨きと合わせて習慣化することで、子どもの中の「自分の口を守る意識」を高めることができます。
ただし、年齢や使い方には注意が必要です。次の章で詳しく解説します。
子どもがマウスウォッシュを使うときの注意点
1. 「飲み込まない」「ぶくぶくうがいができる」ことが前提
小さな子どもはマウスウォッシュを吐き出せずに飲み込んでしまう可能性があります。
そのため、ぶくぶくうがいができる4~5歳くらいになってから使い始めるのが安全です。最初は水でうがいの練習をし、上手に吐き出せるようになってから導入するとスムーズです。使用時は必ず大人が見守りましょう。
2. 歯磨きの代わりにはならない
マウスウォッシュはあくまで「補助的役割」を担うツールです。歯磨きをせずにマウスウォッシュだけ使用していても口腔ケアは行うことができません。歯磨きで汚れを落とした上で使うことで効果を発揮します。
3. 「洗口液」と「液体歯磨き」の違いを理解する
○マウスウォッシュ(洗口液):口に含んでうがいをして吐き出すもの。歯磨きの後に使用する。
○液体歯磨き:液体タイプの歯磨き粉。歯磨き中に使用する。
一見似ていますが用途が異なるため、購入時は必ずラベルで種類を確認しましょう。
4. 使用のタイミングは「就寝前」がベスト
就寝中は細菌が増えやすいため、歯磨き後や寝る前にマウスウォッシュを使うとより効果的です。
5. 子ども用(低刺激タイプ)を選ぶ
大人用のマウスウォッシュはアルコール入りで刺激が強いものが多く、子供には不向きです。アルコールフリーの低刺激タイプを選びましょう。
6. フッ素塗布直後は避ける
歯科医院でフッ素塗布を受けた後は、マウスウォッシュがフッ素を流してしまう可能性があります。フッ素塗布直後は使用を控えましょう。
子どもにおすすめのマウスウォッシュの選び方と商品例
選び方のポイント
1.低刺激・アルコールフリー
子どもの口にやさしいものを選ぶ。
2.フッ素配合で虫歯予防
毎日使えるタイプや週1回タイプがあるので、必ず表示を確認し、用法容量を守る。
3.子どもが好む味
フルーツ味やマイルドなミント味、容器にキャラクターのイラストが入っているものなど、子どもが好みそうなものを選ぶとケアに取り入れやすい。
具体的な商品例
○フッ化ナトリウム洗口液
歯科医院や学校で使われることもある定番の虫歯予防用洗口液で、4〜5歳から使用可能です。
○コンクールF
グルコン酸クロルヘキシジン配合で高い殺菌効果があります。刺激が少なく、水で薄めて使う濃縮タイプで、小児にも使いやすいとされています。
○レノビーゴ
生後半年頃から使えるフッ素配合スプレータイプです。洗口液ではありませんが、乳歯期から虫歯予防を始めたい家庭におすすめです。
子どもの頃からの習慣化が大切
マウスウォッシュは、安全に使えば子どもにとって心強い口腔ケアアイテムです。ただし、「飲み込まないこと」「歯磨きとセットであること」など、使用する上で気を付けなければいけないポイントがあります。
○4〜5歳頃から使用可能
○就寝前に使うと効果的
○子ども用・低刺激・フッ素配合を選ぶ
大切なのは、お子さんが「お口の中がスッキリして気持ちいい」と感じられる体験を作ることです。親御さんも一緒に使って見本を見せるなど、親子で楽しく取り組む工夫をしてみましょう。
子どものうちからマウスウォッシュの使用を習慣化することで、虫歯予防だけでなく「自分の歯を守る意識」も育ちます。使用方法がわからない場合は、お気軽にご相談ください.
また、ご家庭でのケアと併せて、歯科医院での定期健診も忘れずに行ないましょう。